診療科・部門紹介

外科

2025年4月から外科医が増員され、3名体制となりました。
それに伴い、金曜日に外科外来を新設しました。月曜、金曜は救急車の対応も可能な限り行うことといたしました。
マンパワーの問題で、これまで受け入れ困難であった体表の外科(けがによる切創・挫創、皮下腫瘤、蜂窩織炎など)や急性腹症(手術に至る可能性のある腹痛)も対応いたします。また、これまで同様に消化器外科領域の疾患、特に、胃がん、大腸がん、胆石症、鼠径ヘルニア、虫垂炎、腸閉塞症等も積極的に受け入れてまいります。

診療方針・特色

 高齢の患者さんの鼠径ヘルニア(脱腸のこと)はとても頻度の高い疾患です。高齢の方でも負担の少ない「前方アプローチ法(皮膚を切開してヘルニアに到達します)」を採用しています。お腹の中からヘルニアを修復する腹腔鏡手術を採用している施設もありますが、必ずしも全身麻酔を必要としない「前方アプローチ法」は、局所麻酔でも手術は可能です。腹壁の弱い部分を人工物(メッシュといいます)で「つぎあて」をするもので、再発率は極めて低いものです。入院期間も短く、費用の面からも有利と考えます。

鼠経ヘルニアについて >>

 頻度の高い「がん」と言えば、大腸がんです。大腸がんは全身麻酔が必須で、当科でも腹腔鏡手術を基本としています。ただ、高齢の患者さんは便秘から腸閉塞状態で発見されることも多く(進行がん)、その場合は開腹手術を採用しています。確実にがんを取り切ること、手術時間を短くすることも大切と考えております。また、がんの進行度(ステージといいます)によっては、抗がん剤投与も患者さん一人一人の事情に応じて丁寧に対応しております。

 これまで当科は消化器外科としての活動が中心でしたが、「外科とは一般外科+消化器外科である」との精神に立ち返って、活動範囲を広げ、地域住民の皆さんの幅広いニーズにお応えしたいと考えております。よろしくお願いいたします。

外科
外科医師

森嶋 友一

■院長
■食道外科、消化器外科、外科栄養
■医学博士、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医
日本食道学会特別会員、元食道外科専門医、日本臨床栄養学会会員、
日本臨床外科学会会員、日本医史学会会員 等

1985年   千葉大学医学部卒業 千葉大学医学部第一外科(現 臓器制御外科)入局   
1986年   大宮赤十字病院外科、住友重機浦賀病院外科、国保八日市場市立病院外科 他
1997年   国立千葉病院外科(現 国立病院機構千葉医療センター)入職
2014年   国立病院機構千葉医療センター病棟管理部長
2017年   同センター統括診療部長
2019年   同センター副院長
2022年   同センター院長
2024年   同センター名誉院長 院長補佐 就任
2025年   井上記念病院院長

若林 康夫

■外科部長
■消化器外科
■日本外科学会外科専門医、消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医、マンモグラフィー読影認定医
1992年/金沢大学卒 千葉大 第1外科
2003年/国保松戸市立病院外科
2011年/住友重機械浦賀病院外科
2016年/千葉県立循環器病センター外科
2017年/横芝町立東陽病院外科
2020年/当院就職

大坪 義尚

■外科
■一般消化器外科
■日本外科学会認定外科医、日本外科学会外科専門医
1988年/鹿児島大卒 千葉大 第1外科
1989年/千葉労災病院、千葉市立海浜病院、長野県立須坂病院外科
1993年/千葉大 第1外科
1996年/当院就職

受付時間・診療日

外科
受付時間
午前8:25~11:00○※1
午後13:30~15:00×××××
※1 第1・3・5週のみ