診療科・部門紹介

内科専門外来

循環器

当院の循環器診療は、循環器全般を広く対象とし、高血圧症、不整脈、虚血性心疾患、弁膜症などの多岐にわたって診断、治療を外来・入院にて行っております。ただし、負荷試験や冠動脈造影検査を行っていないため、心筋梗塞などの虚血性心疾患の急性期は診断まで、急性期治療は近隣施設にお願いし、亜急性期から慢性期の管理治療を中心としています。

検査設備としては、心電図・ホルター心電図・ABI/PWV・心エコー・頚動脈エコー・安静時心筋シンチ等を行っています。

消化器

胃、大腸など消化管の疾患を中心に診療を行っています。 上部消化管は胃・十二指腸潰瘍、ポリープ、癌の早期発見早期治療を目指しています。ピロリ菌の検査や除菌療法も行っています。

上部消化管は、経鼻胃内視鏡も行っています。
下部消化管は、大腸ポリープの内視鏡治療も行っています。

血液

造血臓器悪性腫瘍(骨髄・リンパ組織に由来する、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など)や骨髄異形成症候群、各種の貧血や血小板減少・凝固異常等による出血性疾患などの診療にあたっています。
当院には、3名の血液疾患専門医が診療に当り、無菌室も3床稼動しています。

診療方針
科学的根拠や診療ガイドラインに基づいた標準的治療を行うことを基本方針としております。
なお、血液疾患全般に診療を行っておりますが、当院では造血幹細胞移植は行っていないため、移植が対応となる年齢層の造血器悪性腫瘍に関しては、移植可能な施設と連携をとり、治療を依頼しております。

糖尿病・内分泌

糖尿病
糖尿病治療の目標は、健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持と寿命を確保することにあり、そのためには糖尿病合併症である細小血管症(網膜症・腎症・神経障害)や大血管症(心筋梗塞・脳卒中等)の発症・進行を抑制することが求められます。合併症を予防するためには、糖尿病発症早期からの適切な血糖コントロールを行い維持すること、高血圧や脂質異常症、体重等を適切に管理することが重要です。また体重増加や急激な血糖変動、重症低血糖を回避した良質な血糖コントロールを目指すことで、患者様のより良い予後やQOLに繋がるものと期待されます。
当院では糖尿病のトータルケアにあたり、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、医事課職員で連携し、チーム医療による患者様の診療に取り組んでいます。
糖尿病教育入院では、教育プログラムを1週間で編成しており、患者様の御状況に合わせて1週間または2週間の入院治療を行っています。また、インスリン分泌能や病型の評価、合併症評価や悪性病変のスクリーニングを行い、患者様の病態や生活背景に合わせた治療を心がけています。糖尿病療養指導士を中心に、療養指導外来(看護指導・栄養指導)も行っています。療養指導においては、患者様の病状や生活背景に合わせたプランを作成し、個別化した診療支援を行なっています。また、平成18年度より糖尿病患者会の「糖花会」が発足し、現在60名前後が会員登録されていて、活発な活動が行われております。
内分泌疾患
当院では下垂体、副甲状腺、甲状腺、副腎といったホルモン産生臓器の機能異常をきたす疾患(内分泌疾患)についても診療を行っています。内分泌疾患は適切な診断と治療によって、患者様の病状やQOLの大きな改善が得られることが多いです。診断には画像検査のほか、ホルモン負荷試験などが必要となることがあります。当院で行った検査の結果、より詳しい検査・治療が必要と判断される場合には高次医療機関(大学病院等)にご紹介もさせていただいております。

呼吸器

呼吸器は、下気道(気管、気管支)、肺およびその関連臓器疾患を幅広く取り扱っています。疾患としては肺癌、気管支喘息、肺気腫、間質性肺炎、呼吸器感染症、肺癌、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患全般を対象に、救急から慢性期に至るまで診療を行っています。 検査に関して一般的な検査に加えて肺機能検査、マルチスライスCT、肺血流シンチ、ポリソムノグラフィーなど多岐にわたる検査で診断を行っています。

現在、増加傾向にある肺癌に関しては近隣病院と連携をしながら治療を行っています。睡眠時無呼吸症候群に関しては、外来での簡易検査から入院での精密検査(ポリソムノグラフィー)、そしてCPAP導入までの流れが出来ています。

肝臓

当科では主にB型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝炎、急性肝炎などの診療が中心です。また肝臓癌の治療や手術は、主に千葉大学附属病院、千葉県立がんセンター、国立千葉医療センターなどをご紹介させていただいております。

当院では常勤医のほかに、千葉大学附属病院の医師も週1度診察を行っております。肝機能異常を指摘されたことのある方は、症状がないからといって放置せず、肝臓外来を受診し医師の診察を受けましょう。

神経内科

神経内科では、主に頭痛、めまい、しびれ、歩けない、手足に力が入らない、物忘れがあるなどの症状や、脳梗塞、認知症、頭痛、パーキンソン病、てんかん等の疾患について治療を行っています。 頭部CT、頭部MRIなどにょる検査を行い、薬物療法等、症状に合わせた治療を行っています。