診療科・部門紹介

整形外科

日本整形外科学会からロコモティブシンドロームという新しい概念が提唱され20年が経過しました。これは運動器の障害(骨粗鬆症に伴う大腿骨頸部骨折、変形性関節症、腰部脊柱管狭窄症など)のため将来要介護になりやすい状態のことです。このチェック、予防、治療に当院でも積極的に取り組みつつあります。

診療方針・特色

整形外科
寝たきりの原因となる高齢者の骨折、主に大腿骨近位部骨折の患者様に対して歩行能力獲得を目的として積極的に手術治療を行っています。同時に高次医療機関での術後の患者様を地域包括ケア病棟で受け入れ運動器リハビリテーションを提供し、起立歩行が可能なレベルのADL(日常生活動作)獲得による在宅復帰を目指しています。
大腿骨近位部骨折以外にも骨粗鬆症に伴う脊椎圧迫骨折などの患者様に対しても運動器リハビリテーションを行い、受傷前に近いADL獲得を目的としています。そのために日本骨粗鬆症学会認定骨粗鬆症マネージャー、日本リハビリテーション医学会認定臨床医を中心とした骨粗鬆症リエゾンサービスを提供しています。
また、誰でも(特に高齢者は)普通に歩けるということが当たり前のことで、この能力を失うことは人生の過大な損失もたらします。つまり下肢の機能を再建することは例え高齢であったとしても重要な意味を持ちます。変形性股関節症、変形性膝関節症の患者様に対しては、千葉大学整形外科リウマチ股関節班、膝グループと連携して人工股関節置換術、人工膝関節置換術を行い、より高い除痛効果と機能回復を図っています。さらに良好な治療成績を獲得するために人工関節置換術では、当院はいち早く感染防御システムを導入しています。また人工股関節置換術では牽引手術台のアシストによる前方アプローチ手技で、最小侵襲手術に貢献しています。さらに下肢の機能再建のために今後は千葉大学整形外科足の外科グループと連携して、外反母趾に対する再建手術も行っていきます。
骨折予防外来、骨粗鬆症教育入院について
当院では大腿骨近位部骨折のみならず骨粗鬆症性骨折で入院した患者様を対象に、骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を提供しております。OLSとは医師および他職種のメディカルスタッフが、連携しながら包括的に骨粗鬆症の改善および二次性骨折の予防を目的とした取り組みです。骨折後であっても骨粗鬆症の治療継続率が低く、二次性骨折を生じる患者様が多いことから、患者との関わりを密にすることで、包括的にADL改善を期待しての取り組みです。現状では個別の患者様に栄養指導とリハビリを行うことが中心ですが、いずれは市民講座開催、連携医療機関からのご紹介患者に対する骨密度測定を含む評価とOLSを提供する骨折予防外来確立を目指しています。また当院には日本骨粗鬆症学会認定骨粗鬆症マネージャーが在籍しています。骨粗鬆症教育入院プログラムでは骨塩定量検査などによる現状の評価を行い、骨粗鬆症マネージャーを中心にリハビリ、指導(栄養、薬剤)を提供させていただいております。さらにこのプログラムでは最新の骨粗鬆症ガイドラインで重要視されている、骨形成促進薬の導入を骨折リスクの高い骨粗鬆症患者に提供しています。
整形外科医師

小林 幸平

■副院長、整形外科主任部長、地域医療連携室長、医療安全管理部門室長、リハビリテーション科主任部長
■関節外科
■医学博士、日本専門医機構認定整形外科専門医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本リハビリテーション医学会臨床認定医、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会会員、日本骨粗鬆症学会会員
1989年/千葉大卒 同整形外科学教室入局
1990年-1994年/社会保険船橋中央病院、国立横浜東病院、千葉県立佐原病院、熊谷総合病院、千葉県立東金病院、千葉大学麻酔科
1995年/千葉大学整形外科
平成1997-1999年/University of California, San Diego, Dept. of Orthopaedics, Research fellow
平成2001年/当院就職

林 謙二

■整形外科全般、筋電図
■医学博士、義肢装具適合判定医
1975年/千葉大卒 同整形外科
1976年/千葉労災病院
1982年/同大学院卒、千葉労災病院
1989年/国立精神神経センター国府台病院
1999年/医療法人親月会
2008年/当院就職

受付時間・診療日

整形外科
受付時間
午前8:25~11:00予約のみ
午後13:30~15:30××××予約のみ×
【金】午前、午後とも完全予約制の外来です。(一般外来は休診です)
※検査結果説明を希望される患者様は、金曜日を除く午前中にご受診ください。