診療科・部門紹介

乳腺外科

論文・学会発表・研究

各医師代表論文

各医師代表論文 (当院の医師が著者となった代表論文です。)

椎名医師 
Volumetric breast density is essential for predicting cosmetic outcome at the late stage after breast-conserving surgery. Eur J of Surg Oncol. 2016.
乳腺濃度が乳房温存術後の長期的な整容性予測に重要であることを示した論文です。根治性と整容性を両立させる手術を行うためには乳房の個性を考える必要があると考えています。

横溝医師
Comparison of longitudinal changes in the 3D parameters of digital mammography in Japanese women. J.Jpn.Assoc.Breast Cancer Screen. 2022.
マンモグラフィー上の乳房体積や乳腺割合の年代別変化を報告した論文です。乳腺の生理的変化を客観的にとらえた基礎となる報告であり、乳がん検診の個別化への重要な一歩となります。

藤咲医師
Cancer-mediated adipose reversion promotes cancer cell migration via IL-6 and MCP-1. Breast Cancer Res Treat. 2015.
乳がん周囲の脂肪細胞が乳がん細胞の遊走を促進させる働きを有していたことを新しい実験方法で証明した論文です。脂肪組織と癌の関わりがより生体に近い環境で追究された価値ある報告です。

三好医師
A new method to optimize resection area using a radiation treatment palanning system and deformable image registration for breast-conserving surgery after neoadjuvant chemotherapy. Eur J of Surg Oncol. 2021.
放射線照射装置を利用した新しい乳房温存手術の開発を研究された論文です。三好先生のアイデアは乳房温存術をより精巧で高い次元へと導きました。

学会発表

学会発表 (当院のスタッフによる学会発表です。)

乳がん検診患者における新型コロナワクチン接種後の腋窩リンパ節腫脹の状況
第30回日本乳癌学会学術総会 2022年 椎名伸充

【優秀演題】コロナ禍におけるWeb会議アプリケーションを利用した患者会開催への試み
第29回日本乳癌学会学術総会 2021年 山口知子

頭部冷却装置を用いた脱毛予防の試みと患者満足度
第29回日本乳癌学会学術総会 2021年 椎名伸充

乳癌膵転移に対しベバシズマブ併用療法施行中に巨大仮性膵嚢胞を発症した一例
第28日本乳癌学会学術総会 2020年 椎名伸充

終末期乳がん患者に対し行われたアピアランスケアの一例
第27回日本乳癌学会学術総会 2019年 椎名伸充

組織診が組織決定に有用であった組織球様多形型浸潤性小葉癌の一例
第57回日本臨床細胞学会秋季大会 2018年 南優子

ニボルマブとイピリマブ、NK療法の併用療法にて間質性肺炎をきたした再発乳癌患者の一例 
第80回日本臨床外科学会学術総会 2018年 椎名伸充

硬化性腺症を背景とし診断に難渋したアポクリン型DCISの一例
第26回日本乳癌学会学術総会 2018年 椎名伸充

臨床研究のオプトアウト

臨床研究のオプトアウト(当科で現在研究中のテーマです。)
①頭部冷却装置の脱毛予防に対する臨床研究
②ホルモン療法中の副作用に対するアンケート調査
③遺伝カウンセリングの際のHBOCのリスク低減手術に対する意識調査
④乳がん患者の食習慣に対するアンケート調査
⑤Covid-19ワクチンの腋窩リンパ節腫脹に与える影響
☆当科で手術または薬物療法を施行した患者さんの臨床情報は匿名化された状態でNational Clinical Database(NCD)へ登録されます。ご了承下さい。