トピックス

セカンドミール効果

栄養課
「セカンドミール効果」とは、朝食で摂った食事(ファーストミール)が昼食で摂った食事(セカンドミール)後の血糖値の変化に影響を及ぼす効果を言います。
この効果は、1982年トロント大学のジェンキンス博士によって発表されました。

博士は、GI値の提唱者としても知られている方です。
GI値とは、食後血糖値の上昇を示す指数で、その食品に含まれる糖がどのくらいのスピードで吸収されるのかを表した糖の吸収度合いのことで、高GI値は70以上の食品、中GI値は56~69の食品、低GI値は55以下の食品)
このGI値が高い食品を食べると血糖値が急激に上昇し、GI値が低い食材を食べると血糖値はゆるやかに上昇します
食事はバランスがとても大切ですから、GI値の低いものばかりを摂るのではなく、またGI値の高い食品(おにぎりのみ、麺類のみ)を摂るのでもなく色々取り入れて摂取することが大切です。

 愛知学院大学の実験では、朝食に米飯と同時に豆乳、納豆を摂取した場合、また野菜などの食物繊維を多く摂取した場合も血糖値の上昇が抑えられ、インスリンの節約が昼食後まで続く効果も報告されている。朝食でパンにジャムをぬりコーヒー(砂糖入り)だけでおかず、野菜の無い食事・単品料理のみの食事を見直すことが食生活全体の改善になります。

 今日の朝食、皆さん何を食べましたか?

糖尿病ネットワークより

GI値 朝食 ラッシー


ポリ袋だけで簡単!! パイナップルの甘酒ラッシー(2人分)

材料: パイナップル60g A(無糖ヨーグルト100g 甘酒80g(米麹)、牛乳60g)
①パイナップルをポリ袋に入れ、手で揉むようにして果実をつぶす。
②①にAを入れなめらかになるまで揉む。

パイナップルの食物繊維、ヨーグルトの乳酸菌は腸内環境を整えます。
米麹は酵素の働きによってオリゴ糖を生産し善玉菌を増殖させる働きがあるため便通の改善に効果的です。
(より一層の効果を上げるためにはオリゴ糖をプラスしてみましょう。ほんのり甘味がプラスされ善玉菌がより一層増殖されます。)

ではまた来週お会いしましょう。